PR

 アークは2006年5月16日,グラフィックプロダクツの株式を取得するために公開買い付け(TOB)を実施すると発表した(発表資料)。金型用CAMの大手ベンダーであるグラフィックプロダクツを買収することで,試作メーカーや金型メーカーなどアークのグループ会社のニーズに適したシステムの提供を受けられるようになり,将来的には統一システムを導入することも可能になると考えている。グラフィックプロダクツも同日,アークによるTOBに対して賛同の意を表明している(発表資料)。

 公開買付の期間は2006年5月16日~6月5日,買付価格は675円。2006年4月13日~5月12日の終値平均(518円)に約30%のプレミアを加えた。アークは,グラフィックプロダクツの筆頭株主であるトウール社およびグラフィックプロダクツ代表取締役会長の安田規男氏から,保有する普通株式(それぞれ264万3200株と35万6900株,合計で発行済株式の33.3%)を公開買付に応募する旨の内諾を得ている。

 買付予定株式総数は最大459万8500株で,現時点でアークが所有している100株と合計すると所有比率は51%になる(議決権比率は51.26%)。この場合の取得額は約31億円。グラフィックプロダクツは,TOB成立後もジャスダック上場を維持し,既存ユーザーとの関係は継続する方針だ。

 なお,グラフィックプロダクツの2005年度(2005年12月期)の売上高は37億6600万円,営業利益は2億8400万円。2006年度(2006年12月期)第1四半期の売上高は9億1600万円,営業損益は6000万円の赤字だった(同社の発表資料