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Google社のDeep Nishar氏とKDDIの高橋誠氏
Google社のDeep Nishar氏とKDDIの高橋誠氏
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 「女子高生を対象としたグループ・インタビューをしたところ,携帯電話が『調べるツール』としては非常に脆弱という声が多かった・・・」。

 KDDIと米Google, Inc.が提携した理由について,KDDI 執行役員 コンテンツメディア事業本部長の高橋誠氏はこう語った。2006年5月18日に行った両社の会見では,「携帯電話事業に参入するソフトバンク・グループへの対抗策では?」という質問が相次いだが,高橋氏は「あくまでユーザーのため」とした。

 今回のKDDIとGoogle社の提携によりKDDIは,同社の「EZweb」のモバイル向けコンテンツと,インターネット上のパソコン向けのコンテンツを統合した検索サービスを提供する。具体的には,EZwebのメニュー画面に検索ボックスを配置し,あるキーワードで検索すると,EZwebのコンテンツとインターネット上のコンテンツの検索結果が同時に表示されるようにした。例えば,テレビで聴いた楽曲のタイトルをすぐに携帯電話機で検索し,ダウンロード購入するといった用途を想定している。

 パソコン向けの検索サービスと同様,検索キーワードに沿ったテキスト広告を表示する。これが,Google社の新しい収益源になる。

 このサービスを実現するため,Google社は検索エンジンを提供,KDDIのサーバを使って検索結果を表示する。Google社は「トランスコーダ」と呼ぶコンテンツ変換ツールを開発し,携帯電話機の画面サイズに合わせた検索結果をKDDIのサーバに送出する。

 パソコン向けコンテンツを検索できるようになると,携帯電話機向けのコンテンツ提供企業が打撃を受けることが予想される。この点についてKDDIの高橋氏は「ダウンロード系のコンテンツはより活性化する」と前向きな姿勢を見せた。

携帯電話機による検索の例
携帯電話機による検索の例
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