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 総務省は,2005年末時点の世帯や企業における情報通信サービスの利用状況などについて調査した「通信利用動向調査」の結果をとりまとめた(発表資料)。これによれば,個人のインターネット利用では,携帯電話機などの移動端末からの利用者数がパソコンからの利用者数を,1990年からの調査で初めて上回った。個人のインターネット利用者で移動端末を用いている人は対前年比18.8%増の6923万人,パソコンを用いる人は6601万人と推計された。なお,インターネット利用者の57%がパソコンと移動端末を併用しているとみられる。


図●インターネット利用端末の種類(総務省の発表資料より)

 インターネットの利用に限らず,人口に対する利用率も携帯電話機が71.9%でパソコンの56.7%を大きく上回っている。世代別には,6~12歳のみ約37ポイントの大差でパソコンが携帯電話機を上回った。携帯電話機の利用率は,20代~40代では9割を超えており,60代後半でも約5割と高い。一方,パソコン利用率は,20代~40代では7割を超えるが,50代で55%,60代後半で22.7%に落ち込んでいる。

インターネット普及率は66.8%

 過去1年間にインターネットを利用したことのある人は推計8529万人に達し,前年末から7.3%増と,引き続き増加している。それに伴って人口普及率も推計66.8%と,前年から4.5ポイント上昇した。世代別,世帯年収別,男女別および都市規模別によるインターネット利用率の差はそれぞれ前年末より縮小したものの,50代と60代前半で20ポイントの差が出るなど,利用率の世代差は依然顕著である。


図●男女・世代別のインターネット利用率(縦軸が割合,横軸が年齢)

 ブロードバンド回線の利用者数は,前年末から10.8%増の推計4707万人となり,インターネット利用者に占める割合は55.2%に達した。自宅パソコンに接続するブロードバンド回線の種類では,光回線の利用率が6.1%から14.8%へ拡大した一方,DSL回線の利用率は39.2%から34.2%へと初めて減少した。