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図1 音楽ロボット「miuro(ミューロ)」
図1 音楽ロボット「miuro(ミューロ)」
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図2 ミューロの背面。オプションでカメラが付く。走行する際にはこちらが前向きとなる。
図2 ミューロの背面。オプションでカメラが付く。走行する際にはこちらが前向きとなる。
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図3 ミューロの構造。外形寸法は直径22×幅34cm。重さは約5kg
図3 ミューロの構造。外形寸法は直径22×幅34cm。重さは約5kg
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図4 ミューロの背面から見た構造。電源にはLiイオン2次電池を使用する。標準パックで約3〜4時間,別売りの大容量パックで約6〜8時間の駆動が可能。
図4 ミューロの背面から見た構造。電源にはLiイオン2次電池を使用する。標準パックで約3〜4時間,別売りの大容量パックで約6〜8時間の駆動が可能。
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 パーソナル・ロボット開発ベンチャーのゼットエムピー(ZMP)は,移動機能を備えた音楽プレーヤー「miuro(ミューロ)」を開発した(図1,2)。価格は10万8000円。まずは同社のWWWサイトから500~1000台の先行予約を受け付けて年内に出荷する。目標販売台数は初年度1万台という。

 今回の製品は,同社がこれまで開発・販売してきた人型の2足歩行ロボットではなく,二つの車輪で駆動する(図2,3)。ジャイロを使って車輪以外の本体は回転しないように滑らかに動くのが特徴的である。さらにロボット機能だけでなく,音質にも非常にこだわった。音響機器を手掛けるケンウッドと提携し,音質に関する最高責任者である音質マイスターの早川純一氏がスピーカー・システムを開発した。

 スピーカー・システムは,ウーハーとツィーターを左右にそれぞれ1個ずつ搭載し,それぞれ個別のアンプを使用する「マルチアンプ」方式を使用している。なお,動作周波数120MHzのDSPを音楽専用に利用している。

 音楽機能としては,米Apple Computer社の「iPod」などの携帯型音楽プレーヤーを搭載して再生できる。さらに,無線LANでネットワーク接続ができるため,世界中のインターネット・ラジオから直接音楽を聴くことができるほか,自分のパソコンに保存した音楽を再生できる機能を備えている。

 しかも,Apple Computer社のコンテンツ配信サービス「iTunes」をパソコンにダウンロードしておけば,専用コンテンツである「podcasting」の再生も可能という。このほか,音楽に合わせて発光ダイオード(LED)を点灯させながら踊る機能も装備した。

自律移動はオプション

 オプションも豊富で,カメラと専用ソフトウエアが付いた「自律移動パッケージ」を設定すると,もともと搭載している赤外線の測距センサや車輪の回転数を検出するロータリ・エンコーダと,オプション設定で内蔵されるカメラを使って自分の位置を把握するための簡易的な地図を作成することができる。

 そのため,リモコン操作で一度ミューロを移動させて音楽を聴きたい地点をいくつか登録すれば,最適な移動経路を把握して次回からは呼び出すだけでその地点まで自律的に移動することができるという。その際,新たに障害物が増えてもセンサを使って障害物を避けながら,目的地に到達する経路を自動的に更新するとしている。

 この機能を使えば,夜寝る前に居間で音楽を聴いた後,朝起きる際に目覚まし代わりにミューロを居間から寝室まで移動させて音楽を演奏させることもできるという。なお,自律移動パッケージの価格は1万9800円となる。

 このほか,外出先からも遠隔操作が可能な「遠隔コミュニケーケーションパッケージ」を1万5800円で設定できる。同機能と自律移動パッケージを組み合わせれば,外出先からインターネットを利用してミューロに接続でき,室内を移動させて周りの状況を確認したり,眠っている子供たちを音楽で起こしたりすることができるという。