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図1 踊ってメッセージを伝えるロボット
図1 踊ってメッセージを伝えるロボット
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図2 「3Dメッセージ」機能の概略
図2 「3Dメッセージ」機能の概略
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 スピーシーズは,無線LANを介してインターネットに常時接続し,メッセージを伝えたり,専用コンテンツを楽しんだりできる人型ロボット「MI・RAI‐RT(ミライ・アールティー)」を発表した(図1)。2006年9月30日に受注を開始し,10月31日から出荷するとしている。価格は29万4000円。初回ロットは250台だが,年内に3000台の販売を目指す。

 今回のロボットは,同社が2006年4月3日に発表した2足歩行ロボット「ITR」の一般消費者向けの製品という位置付けになる(関連記事)。最大の特徴は,外出先などからロボットを使ってメッセージを伝えられること。携帯電話機などから専用WWWサイトに接続し,メッセージを入れれば,専用サーバを介してロボットにメッセージが送られ,ロボットの近くにいる人にメッセージを届けることができる。

 しかも,メッセージはただ読み上げるだけでなく,メッセージに合わせてロボットを動作させたり,音楽を流したりすることができる。同社では,これを「3Dメッセージ」機能と呼んでいる。

 具体的には,任意のテキストを読み上げてくれる音声合成機能をはじめ,約100種類の動作をテンプレート化した「モーションテンプレート」や,6人の声優の声を使い,約240種類のセリフとロボットの動作を組み合わせた「SYGSAテンプレート」がある。このほか,セリフに合わせて約50曲の音楽を流せる「BGMプレート」を用意する(図2)。

今後,専用コンテンツを拡充へ


 3Dメッセージ以外にも,専用のWWWサイト「ロボタミア」を用意したほか,天気情報やニュース,占い,クイズなどのコンテンツを専用サーバからダウンロードしてロボットで楽しむこともできるとしている。ロボタミアでは,コミュニティーの開設や作成した3Dメッセージの公開が可能である。このほか,「Google Earth」を使ってロボット所有者が自分の所在地を設定して,コミュニティーを盛り上げたりすることもできるという。

 コンテンツについては今後,さらに拡充する。英語学習などの教育コンテンツや広告コンテンツなどの配信も視野に入れているという。同社では本体価格の中に1年間分の専用サーバの利用料を含めているが,2年目以降については,月額1000円以内で利用料を徴収する方針。ただし,広告コンテンツなどをロボットに配信することをユーザーが許諾すれば,利用料の無料化も可能とみている。

 スピーシーズ CEOの春日知昭氏は「ハードウエアは完成しており,今後は専用サーバにあるコンテンツを充実させていくことで,ロボットをどんどん楽しめるようになる」としている。なお,今回開発したロボットMI・RAI‐RTというの名前は,ソニー 最高顧問の出井伸之氏が名づけ親とのこと。春日氏はソニーでロボット「AIBO」の開発に加わっていたことがある。