液晶パネル・メーカー大手8社の2006年第2四半期(4-6月期)の営業利益は4億ドルの損失と,2005年第1四半期以来の巨額な赤字に転落した。FPD産業は川上の部品・材料メーカーと川下の量販店の収益性が高く,川中のメーカーの収益性が低いという歪んだスマイル・カーブの状態にある。また,部品・液晶材料メーカーはパネル・メーカーの価格引き下げ要請によって収益性が低下傾向にあるが,依然として高水準を保っている。 三菱UFJ証券 リサーチグループ エクイティリサーチ部 シニアアナリストの石野 雅彦氏は,FPD産業の健全な成長を支えるには,プロフィット・シェアを意識する運命共同体が重視されると指摘する。同氏は,今後さらなる業績の低迷,パネル価格の下落による業界再編は必至との見解を示し,共同体を意識した動きが本格化することを明らかにする。
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