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図1 Blu-ray Javaでテトリスを動作させた
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図2 次世代光ディスク機器に向けた「STx」のロードマップ
図2 次世代光ディスク機器に向けた「STx」のロードマップ
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図3 STx7200ではHDTV映像の2ストリーム同時復号化が可能に
図3 STx7200ではHDTV映像の2ストリーム同時復号化が可能に
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は,同社の復号化LSI「STx7100」を搭載した次世代光ディスク機器の評価ボードで,Blu-ray Discの対話型(インタラクティブ)機能「Blu-ray Java」を動作させるデモを展示した。「正式にBlu-ray Disc規格に対応させる次世代チップ『STx7200』の登場に備え,この評価ボードでBlu-ray Discプレーヤー/レコーダーのソフトウエアを開発できる」(ST社の説明員)という。

 STx7100は主にセットトップ・ボックス用のSoCで,300MHz動作のST40(SH-4ベースのCPUコア)を搭載する。このCPUコアを用いて,Linux OS上でBlu-ray Javaの仮想マシンを動作させた。Blu-ray Javaのミドルウエアは米Sonic Solutions社の開発品を採用した。

2008年発売の次世代光ディスクに向ける

 今回展示したSTx7100は,単体でHDTV映像の復号化(MPEG-2,MPEG-4 AVC/H.264,VC-1)が可能であるほか,次世代光ディスク向けの著作権保護技術「AACS」にも対応する。このため,STx7100はHD DVDプレーヤー向けのSoCとして採用可能である。ただし,Blu-ray Discが採用する著作権保護技術「BD+」には対応していない。

 ST社が開発中の次世代チップ「STx7200」は,BD+に対応したほか,復号化アクセラレータを強化してHDTV映像の2ストリーム同時再生を可能にした。2007年夏に発効するとされるBlu-ray Discの新規格「Blu-ray Disc Profile 2」において,HDTV映像の2ストリーム同時再生がオプション機能となっており,この仕様に合わせた形である。

 このほか,STx7100のCPUコアは動作周波数300MHzのST40が一つだったのに対し,STx7200では動作周波数500MHzのST40が二つと大幅に強化する。いまだにハードウエアの要求仕様が判然としないBlu-ray Javaに対しても「これだけの処理能力があれば問題ないはず」(ST社)というわけだ。

 STx7200のサンプル出荷は2007年第1四半期,量産出荷は2007年後半を見込む。2008年に登場するBlu-ray Discプレーヤー/レコーダーへの搭載を狙う考えだ。