LSI設計者の技能レベルを点数で評価する検定試験制度。これまでは実績が少なかったこともあり,点数で実力が分かるのか疑問視する声が多かった。しかし,ここへ来てユーザーによる具体的な成果が見え始めた。例えば,2004年度からRTL(register transfer level)設計者の受験を義務付けた沖グループは,現場で一人前に設計ができる中上級者の比率を,当初の52%から73%に増やすことができた。「通常の業務では偏ってしまいがちな設計知識を,検定試験を通じて広範囲に教育できた」と沖電気工業シリコンソリューションカンパニー 共通技術本部 設計システム部 部長の山本一郎氏は言う。また,人材派遣会社のパソナエンジニアリングは,派遣する技術者の水準を試験で定量化することによって,派遣先企業での人材ミスマッチの問題を防げることを示した。
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