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壇上に立つ大坪氏
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安全運転支援システムのロードマップ
安全運転支援システムのロードマップ
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リハビリ向けパワー・スーツを実演
リハビリ向けパワー・スーツを実演
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 松下電器産業 代表取締役社長の大坪文雄氏は,「CEATEC JAPAN 2006」において「『モノづくり』を基軸としたくらし価値創造への挑戦」と題した基調講演を行い,現在取り組んでいる自動車の安全運転支援システムや,介護ロボットの開発などについて語った。

 安全運転支援システムの構築に向け,追突の防止に向けた距離の測定技術や,交差点での事故を防ぐ人や物体の認識技術,出会い頭の衝突を回避する車車間通信および路車間通信といった要素技術を重点的に開発しているという。ルーム・ミラーに組み込んだ小型ステレオ・カメラを手始めに,2010年には危険予測をして提示する機能や,運転手の監視機能を備えたシステムを開発するというロードマップを示した。2015年には運転者が視線を動かさずにナビゲーションの表示を確認できる機能などを備えた「統合HMIシステム」の実現を目指す。

 ロボットについては「人間を模した2本足ではなく,機能に適したものを目指すべきと考えている」と開発の方針を明らかにし,寝たきりの病人の介護を助けるロボットの試作機について説明した。「まだ大きすぎる上に,動きもぎこちないが,今後完成度を高めていく」(大坪氏)。このほか,手足が不自由になった人のリハビリを支援する装具の実演を壇上で行った。患者が自由な方の手を動かすと,不自由な手をそれに合わせて動かす働きをする。いわゆるパワー・スーツの一種である。手の動きを検出するセンサと,人工筋肉を使った駆動部を組み込んである。圧搾空気を動力源とする人工筋肉を使っていた。コンプレッサーなどを内蔵するとみられる,腰の高さくらいの装置に接続して利用する。