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今回はパネル展示のみ
今回はパネル展示のみ
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 日本モレックスは,折りたたみ式の携帯電話機のヒンジ向けに,何回でも回転できる「ロータリーコネクター」を開発した。「CEATEC JAPAN 2006」には実物の展示はなかったが,製品の概要を示したパネルを展示した。

 ヒンジを何度も回転させるには,ケーブルがねじれないように保護する必要がある。日本モレックスのコネクタでは,大小二つのリング状の金属導体を,軸受けを挟んで回転させる構造を採用することでねじれ問題を解決した。その断面は,写真で示すようにちょうどベアリングのような構造になっている。これにより,外側の大型リングがいくら回転しても中心部のリングはまったく回転しない。

 このコネクタの通電ルートは以下のようになる。まず,基板上の配線は外側の大型リングに接続し,リング間の軸受けを経由して小型リングに通電する。小型リングの中心部は配線との接点になっており,ケーブルにハンダ接続する。現時点では,小型リングの中心部の接点の強度を高める必要があるという。

 試作品は6極型でありリングが6対重ねた構造になっている。各リング電極が短絡しないように,各リングの間および周囲はアクリルで固めている。いわゆる「光造形」である。製品化時点では,金型を起こしてプラスチック成型する。