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超解像へのアプローチ
超解像へのアプローチ
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 日立製作所は,解像感を高めたり,動画を滑らかに表示する映像信号の処理技術をデモした。いずれも,将来のテレビへの搭載を想定して開発を進めているものである。

 解像感を高める技術は,「超解像」高画質化信号処理技術としてデモしている。実演では,640×360画素の順次走査の映像を,1280×720画素に変換する。この 時,前後する2コマの映像から動きベクトルを算出して,その結果などから映像の位置を合わせる。これにより,倍の標本ポイントとその映像データを得る(図1)。このデータから,実際に表示する映像データを求める。この結果,倍に近い解像度に相当する映像表示を実現できたという。

 課題としては,動きのない映像への対策に加えて,動きの激しい映像への対策を挙げる。今回のデモでは,比較的動きの滑らかな映像を利用しているが,今後は激しく動く映像でも動きベクトルの検出精度を上げていきたいという。

 滑らかな表示は,映画のようにソースが24コマの映像信号を対象にしたものである。一般に,こうした映像では「3対2プルダウン」と呼ばれる手法を利用して,2コマあるいは3コマ同じ画面を繰り返す映像として表示する。開発品では,まず3対2プルダウンされた映像から元の24コマの映像信号を算出する。次に前後する2コマの動きベクトルを求めて,中間の映像信号を生成する。