鉄鋼業界は5～6年前までは典型的な成熟産業と見られていたが，ここ数年でその状況は様変わりしていると，ドイツ証券 株式調査部 ディレクターの原田 一裕氏は指摘する。国内では，2001年に川崎製鉄とNKKが合併してJFEが誕生し，新日鉄を中心としたグループとの2大勢力に収斂した。また海外に目を向ければ，今年になって世界最大の鉄鋼メーカーのミッタル・スチールが，第2位メーカーのアルセロールのTOBに成功するなど，今まさにダイナミックなグローバル大再編が進行している。
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