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 東芝は,韓国LG.Philips LCD Co., Ltd.がポーランドのヴロツワフ近郊に持つ液晶パネル製造拠点に出資する計画を明らかにした(発表資料)。LG.Philips LCD Poland Sp.zo.oに出資比率20%弱となる約55億円を出資することで,LG.Philips LCD社と契約を結んだ。LG.Philips LCD Poland社の稼動開始は2007年第1四半期になる予定だ。

 2005年第4四半期には液晶パネルの安定供給が受けられずに苦しんだという東芝が,安定したパネル調達体制の構築に資金を投じる(Tech-On!関連記事1同2)。東芝は,欧州での液晶テレビ事業の強化のため,ヴロツワフ近郊のコビエジェツェに,液晶テレビの製造販売会社「Toshiba Television Central Europe Sp. zo.o.(東芝テレビ中欧社)」を2006年9月に設立したばかり。現在,欧州市場向けに液晶テレビを製造している「Toshiba Information Systems (UK) Ltd.(東芝情報システム英国社)」と合わせて2つの製造拠点で2009年度には約300万台の液晶テレビ生産を目指している。

 今回の出資によって液晶テレビ用パネルの長期的な安定調達と競争力のある価格での調達が可能になると東芝は説明する。将来的には,50インチを超える大型液晶パネルの調達も見込んでいるという。さらに,今回の資本提携でLG.Philips LCD社との技術協力を深めることにより,液晶テレビの開発力の強化を図るとしている。