米Texas Instruments Inc.(TI社)は,最大16チャネルのDC-DCコンバータを制御できるデジタル電源向けDSP「TMS320F28044」を開発し,サンプル出荷を開始した。サーバ機や通信機器,産業機器,ノート・パソコンなど,複数個のPOLコンバータを搭載する機器に向ける。DC-DCコンバータを制御するためにDSPから出力するPWM信号の分解能は各チャネルとも150psと細かく,業界最高性能とする。同社従来品もPWM信号の分解能は150psだったが,この高分解能のチャネルを6本あるいは4本しか備えていなかった。今回は高分解能のチャネルを一気に16本まで増やした。32ビットの固定小数点DSPコアを搭載し,動作周波数は100MHz。集積するA-D変換回路の分解能は12ビットである。128Kバイトのフラッシュ・メモリを搭載する。システムと電源との間で通信するプロトコルには「PMBus」を使う。2007年第1四半期から量産を始める予定。大量購入時の参考単価は5ドルという。
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