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新開発の方法でめっき加工した「VICTREX PEEK」
新開発の方法でめっき加工した「VICTREX PEEK」
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 ビクトレックス・エムシー(本社東京)は塚田理研工業(本社長野県駒ヶ根市)と共同で,英VICTREX社のPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)「VICTREX PEEK ナチュラルグレード」への金属めっき加工技術を開発した。VICTREX PEEKが持つ耐熱性と,めっき加工による電磁波の遮蔽性能を組み合わせることで,例えば自動車のエンジンルーム内にあるコントローラのハウジングに使える。

 一般に樹脂製品への金属めっき加工工程は,化学薬品によって樹脂製品の表面に微細な凹凸を作る前処理工程と,その上にめっきを加工する電気めっき工程に分かれる。しかし,VICTREX PEEKは耐薬品性が高いため,この前処理ができず,めっき加工が難しかった。

 そこで今回,液体ホーニングと呼ばれる方法を採用した。これは,セラミックス粒子を混ぜた泥状の液体の中でVICTREX PEEKを撹はんし,物理的に表面を荒らすものだ。この方法でめっき加工したものを試験したところ,一般に使用するABS樹脂のめっき加工品と同等の密着強度を確認できたという。さらに外観についても,化学薬品を使ったときのめっき表面と比べて平滑に仕上がる。