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 プロセス微細化によるバラつきを設計段階で考慮できる統計的タイミング解析ツール「SSTA:statistical static timing analyzer」が注目を集めている。多くのSSTAが研究レベルにとどまるなか,富士通はサーバー向けのハイエンド・プロセサに続いて,2006年10月からASICやSiファウンドリでもSSTAを使えるようにした。同社はそれぞれのチップの特徴に合わせて最適なSSTAを開発している。これら二つのSSTAはエンジン部分を共通化するなどして,開発のコストや期間を圧縮し,早期実用化を可能にした。(NIKKEI MICRODEVICES11月号から