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 日立アプライアンスは,筐体内部にステンレス鋼を採用した家庭用エアコンを発売する。ステンレス鋼はプラスチックに比べて表面の凹凸が少ないため,汚れが付着しにくく,菌の繁殖を抑える効果があるという。フィルタや通風路,上下風向板にステンレス鋼を採用することで,普段は掃除しづらいエアコン内部も清潔に保つ狙いだ。


「ステンレス・クリーン 白くまくん」

 本体2カ所に設けた電極から発生するマイナス・イオンによってホコリを帯電させて,フィルタにホコリや花粉,ハウスダストなどの汚れを吸着する。汚れを吸着したフィルタは,筐体の上面と背面をカバーするワイパーが左右に往復して拭き取り,筐体背面の左端に設けたダストボックスに溜める仕組みになっている。ダストボックスには約10年分のホコリを溜められるという。ボックス内のカビなどの発生を抑える目的で,ボックス入口にはワサビ成分を含んだフィルタを設置した。


ステンレス鋼を採用した筐体内部(左)/ステンレス・フィルタと自動清掃システム(右)

 6畳程度向けから23畳程度向けまで8機種を,2006年12月上旬より順次発売する。価格はオープンだが,14畳程度向けで実勢25万円前後になる見込みだ。