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 米Agilent Technologies Inc.は,IPTV,VoIP,データ・サービスを1台でテストできるトリプル・プレイ・アナライザ「Agilent J6900A」を発売した(発表資料)。同社のプロトコル・アナライザ「Network Analyzer」ファミリ専用の解析ソフトウエア・オプションとして受注を開始したもの。音声・動画・データのトリプル・プレイ測定を,1台で,同一のユーザー・インタフェースで,そして同一の解析手法で実現する。単体または分散型のプラットフォームで,監視,解析,障害解析できる。トリプル・プレイ・ネットワーク/サービスの開発,設置,保守に向け,通信機器メーカーや通信サービス事業者に拡販を図る。

 ネットワークの相互接続,シグナリング,伝送,サービス提供,トリプル・プレイの体感品質(QoE),IPネットワーク性能などに関する問題を,エンドユーザーに影響が出る前に検出し解決できるという。問題の根本原因を追究するドリル・ダウン機能も搭載した。測定項目は,(1)IPTV,VOD,VoIPのデータ解析,(2)IPTV,VOD,VoIP向けのシグナリングおよびメディア解析,(3)パッシブ解析およびリアルタイムのユーザー・トラフィック障害の解析,(4)チャネル・ザッピングの待ち時間,VODコマンドの待ち時間算出,(5)RFC4445として規定されたVoIPの品質指標Media Delivery Index(MDI),Digital Video Broadcasting(DVB)の測定ガイドラインであるETSI TR 101 290にも対応した,トランスミッション層解析による音声/動画のMedia Object Server(MOS),QoEの解析,(6)IPTVチャネル,VODプログラム,音声通話の統計。価格は180万円から。