通信用電子部品などのメーカーである米Digi International,Inc.は,2006年度(2005年10月~2006年9月)の業績を発表した(発表資料)。今期の売上高は,前年度比15.5%増の1億4470万米ドル。純利益は1110万米ドルとなった。
売上高増には,通信モジュールやネットワーク・インタフェース・カードといった組み込み向けの製品の寄与が大きい。前年度比53.7%増の5800万ドルを売り上げた。
また,同社は2006年度にZigBee関連の技術を持つ米MaxStreem,Inc.社を買収,無線ネットワーク分野を増強した。これにより関連の第4四半期(2006年7~9月)に320万米ドルの収益を獲得した。既にDigi Internationalグループ傘下にあった「Rabbit」ブランドと「MaxStream」ブランドによって,第4四半期全体では売上高4110万米ドルを達成し,過去27四半期で最高額を記録した。同社は「Max Streamが,無線機器のビジネスを今後も大きく拡大していく」と述べている。
同社は,2007年度の第1四半期の収益を3800~4300万米ドルと予測する。また,2007年度の総売上高を1億6800万~1億7800万米ドルと見込んでいる。
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