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組み込みソフトウエア開発を手掛けるヴィッツと名古屋大学大学院情報科学研究科附属 組込みシステム研究センター(NCES)は,トヨタ自動車やアイシン精機などと協力して,機能安全規格「IEC 61508」対応の自動車向けソフトウエア・プラットフォームの開発に着手したと発表した。今後3年間で開発し,同規格の模擬認証を取得した上で,その取得過程を記録した文書や開発したソフトウエアそのものを,組み込み関連団体のTOPPERSプロジェクトから公開する。「OSなどの開発を通して,日本の自動車部品メーカーや産業機器メーカーが機能安全規格を取得する際の参考になるよう,ノウハウを積み上げていきたい」(NCESのセンター長の高田広章氏)。  現在,自動車の電子制御ユニット(ECU)向けソフトウエアでは,タスクの動作を監視したり,メモリーの内容をチェックしたりするといった安全性確保の仕組みが実装されている。しかし,その多くは各社が独自にアプリケーション・ソフトウエアに実装したもので,「一部の機能はアプリケーション・ソフトウエア間で重複する部分もある」(名大の高田氏)。今回のソフトウエア・プラットフォームでは,こうした安全を確保する機能の一部をリアルタイムOS上に実装し,アプリケーション・ソフトウエアから利用できるようにする計画である。μITRON4.0準拠のオープンソースのOSである「TOPPERS/JSPカーネル」の改良版「TOPPERS/ASP(Advanced Standard Profile)カーネル」を基に,これらの機能を実装する。

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