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ZigBeeの認証プログラムの区別(NECエンジニアリングの発表資料)。
ZigBeeの認証プログラムの区別(NECエンジニアリングの発表資料)。
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 省電力無線通信仕様の策定団体ZigBee Allianceは,同アライアンスの認定テストに合格した製品を初めて発表した。ZigBeeは,物理層とMAC層の仕様IEEE802.15.4を基にネットワーク層やアプリケーション・プロファイルも含めて策定された仕様で,2004年12月に仕様の正式版が完成している。

 今回,認定を受けたのは,米MaxStream, Inc.,NECエンジニアリング,米S3C Inc.の無線モジュールと,米Software Technologies Group, Inc.のプロトコル・スタック。従来,ZigBee Allianceは,ネットワーク層とその上の「Application Framework Layer」に関して「ZigBee Compliant Platform」と呼ぶ認証プログラムを進めていた。今回はアプリケーションのプロファイルに対する認定である。

 NECエンジニアリングは,2006年3月に組み込み用無線モジュール「ZB24FM」についてZigBee Compliant Platformの認証を取得している。今回,「ZigBee製造業者仕様プロファイル」に関する認定を受けたことで,ZigBeeのロゴを製品に表示して販売できるようになった。「これまでの製品は,上位層に独自のプロファイルを利用していた」(同社)。

 同社はロゴ認証取得製品を2006年度第4四半期(2007年1~3月)中に発売することを目標とするという(関連記事)。