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 米Texas Instruments Inc.(TI社)は,GSM/WiMAX/TD-SCDMA基地局向けのベースバンド処理用DSP「TMS320TCI6487」を発売した(発表資料)。1GHzで動作するDSPコア「C64x+」3個を1チップに集積している。65nm世代のプロセス技術で製造する。MIMO,beamforming,Parallel Interface Cancellation(PIC)といった技術に基づく処理をソフトウエアのみで実行できる。1チップでGSMのEDGE対応搬送波10波,TD-SCDMAの搬送波であれば69回線分に当たる3波に対応する。

 各DSPコアは,Rake Search/Spread Acceleratorと呼ぶコプロセサを備える。2次キャッシュ(SRAM)は合計3Mバイトで,1:1:1,1.5:1:0.5といった具合に,それぞれのDSPコアに割り当てられる。インタフェースとしてはシリアルRapidIO(SRIO),GビットEthernet,DDR2,McBSPや,アンテナ・インタフェースとしてOBSAI,CPRIに対応しており,これらへの出力をEDMA 3.0スイッチで制御する。
 ソフトウエアが書き換えでき,柔軟な対応やアップグレードが可能なことから,今後はLTEや3GPP,3GPP+などの規格に対応していくことも視野に入れている。

 現在サンプル出荷中。同社はこの製品を,2006年12月4日~8日,中国・香港で開催されている「ITU TELECOM WORLD 2006」に出展している。