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ケーブルテレビとIPテレビが同時に利用できるSTB
ケーブルテレビとIPテレビが同時に利用できるSTB
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 沖電気は2007年から,中国のケーブルテレビ事業者向けにケーブルテレビとIPテレビを同時に利用できるセットトップ・ボックス(STB)を販売すると発表した(発表資料)。今回発売するSTBは,欧州の標準機関DVBが決めたデジタル・ケーブルテレビの仕様「DVB-C」に対応するチューナーを内蔵する。加えてIP方式のビデオ・オン・デマンドなどのサービスを受ける機能を搭載。H. 264方式で符合化したHDTV映像の再生機能を持つ。米Intel Corp.のメディア・プロセサを搭載することにより,複雑なグラフィックスを表示したり,オンラインで3Dゲームなどのサービスを提供したりできるという。

 なお,同社は中国のケーブルテレビ事業者である常州広播電視信息網絡と共同で,中国向けに開発したケーブルテレビ視聴用カードの実証実験を11月中旬より行っている(発表資料)。このカードはデジタル放送の番組の著作権を保護したり,有料放送を視聴するためにSTBやテレビ本体に挿入するもの。このカードと第3者が開発したSTB,常州広播電視信息網絡のケーブル網を使用して,約1カ月をかけてカードのセキュリティなどを検証する。STBに差し込むカードを変えるだけで,異なるケーブルテレビのサービスを利用できるようになるため,一体型のSTBに比べてSTBメーカーにとってはコスト低減,視聴者にとっては購入価格の低下が実現できるという。

 中国は2015年にテレビのアナログ放送を停止し,デジタル放送へ移行することを目指している。このため,今後デジタル・テレビとIPテレビが急速に普及すると見られる。沖電気によれば,デジタル・テレビの加入世帯数は2005年末の413万戸から2008年には3966万戸,IPテレビの加入者数は2005年末の10万人から2008年には340万人にまで拡大する見込みだという。