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 松下電器産業は,「ITU TELECOM WORLD 2006」に携帯機器向けのデジタル・テレビ受信用ICを出展している。主に欧州向けのDVB-Hと,国内およびブラジルでの採用が決まったISDB-Tの2方式について,従来製品と2007年第一四半期に量産を目指しているICをそれぞれ展示した。

 DVB-Hの「CTMH01」は,外形寸法が11.7mm×9.8mm×1.4mmで,従来の「CTMF01」の13.2mm×10mm×1.7mmに比べて一回り小さくなった。韓国Samsung Electronics Co., Ltd.に採用の実績がある。欧州ではイタリアがDVB-H方式のサービス導入で先行しており,国土のほぼ100%が受信可能になっているという。

 一方,ISDB-T対応の「CTMU05」は9.4mm×9.4mm×1.5mmで,比較出展していた「CTM-01」の15.5mm×14mm×1.7mmに比べて大幅に小さい。ISDB-T対応の製品はほかにもあり,合計すると既に5~6社の携帯電話機メーカーに採用実績があると同社は説明している。

 携帯機器向けデジタル・テレビ用ICは多くのメーカーが参入しているが,会場の説明員によると,外形寸法や消費電力ではほとんど差がつかない状態という。松下電器としては,実際の利用環境における感度や安定性などをアピールしていく方針だ。