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会見に臨む岩田氏と宮本氏
会見に臨む岩田氏と宮本氏
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 任天堂 代表取締役 社長の岩田聡氏と代表取締役 専務の宮本茂氏は,東京・有楽町の外国人記者クラブで記者会見を開き,発売直後の家庭用ゲーム機「Wii」の販売状況や,今後の戦略について語った。北米でのWiiの出荷台数は,2006年11月19日の発売から8日間で60万台に達した。日本では発売日までに40万台を出荷したという。全世界での出荷台数は,2006年末までに400万台,2007年3月末までに600万台を目指す。

 ゲーム機の新しい遊び方を提案することで,老若男女を問わずゲーム機に触れていない新規ユーザーを取り込みたいという戦略はうまく軌道に乗ったと分析した。「(ニンテンドーDSによって)期待した以上に市場が拡大した」(岩田氏)。この傾向に拍車をかけるためには,できるだけ多くのユーザーがWiiを利用したくなるような環境を提供することが不可欠と語った。普段ゲーム機に親しんでいないユーザーに訴求するサービスの例として,岩田氏はヘルスケア関連のアプリケーションを挙げた。具体的にどのようなサービスを可能にするかは明らかにしなかったが,「毎日電源を入れたくなるはず」(同氏)というコメントから類推すると,脈拍や体温といった健康に関連するデータを毎日測定し分析するようなアプリケーションを用意するものとみられる。

 岩田氏は記者からの質問に答えるかたちで,インターネット上で一部のユーザーが話題にしている,ゲームに熱中している間にWiiリモコンのストラップが切れて飛んでいってしまうという報告について言及した。同氏はその報告の真偽については触れず,「我々の想像を超えてエキサイトしたのかも知れない。詳しくは現在調査中だ。新しい道具をどう利用するかという啓蒙もしていきたい」と語った。同じ質問に宮本氏は,「リモコンを正しく利用してもらうために検討を重ねた。AボタンとBボタンを同時に押さないとゲームが始まらないようにしたのも,リモコンをきちんと握っていることを確認するため」と説明した。