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ウェアラブル型完成品サンプル
ウェアラブル型完成品サンプル
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 IPベンダーの英Cambridge Consultants Ltd.が,IEEE 802.11b/gに対応し,LSI2個を組み合わせるインターネット・ラジオのリファレンス設計「Iona」を開発した(発表資料)。Ionaを使うと,電子部品の材料費が15米ドル以下のWi-Fi対応携帯ラジオを開発できる。試算には112×64画素の白黒液晶ディスプレイも含む。現在主流の同種の製品と比較すると,半分以下の市販価格で,台所などで手軽に聴くタイプのインターネット・ラジオができる。

 携帯FMラジオ並みの使いやすさを目指し,パソコンなしで聴けるように設計した。主要部品は,802.11b/g用のLSIと,独自の16ビットRISCプロセサ・コア「XAP」ファミリとDSPを統合したマルチメディア・アプリケーションLSIの2チップ。RTP,HTTP,RDT,MMSといった通信プロトコルと,MP3,WMA,AAC,AIFF,WAVといった符号方式に対応している。無線LANの暗号化規格はWEP,WPA,WPA 2に準拠する。内蔵時計の校正のために,時刻補正プロトコルSNTPにも対応している。省電力化にも注力した。ICE規格のAA電池を使用し,アクセス・ポイントが省電力モードに対応する場合,30時間の連続稼働を実現できるとする。

 同社は,Ionaを用いれば,2007年のクリスマス商戦に製品化が間に合うとする。ウェアラブル型や卓上型の完成品サンプルも用意した。同社では,Ionaを,2007年1月8日~10日に米国ラスベガスで開催される「2007 International CES」に出展する予定。