PR


表紙が緑色なので「緑本」。他に産業用電子機器の需要予測を掲載する「青本」と民生用電子機器の予測を扱う「黒本」がある。

人口普及率の2006年の上位5カ国(JEITA予測,単位:%)。イタリアではプリペイド・サービスの利用が主流。「話し好きの国民性ゆえかARPUも高い」とJEITAは解説する。今後成長が期待される中国は34.4%,インドは13.5%だった。
 電子情報技術産業協会(JEITA)は,携帯電話機の全世界における人口普及率が2008年に48%に達するとの予測を発表した。JEITAが毎年刊行している携帯電話機の世界需要予測誌,通称「緑本」の中で明らかにしたもの。

 これによれば,2006年の携帯電話機の出荷台数は前年比20%増の9億4000万台。累計加入数は25億9000万件で普及率は39.3%の見込みだ。今後も巨大市場である中国やインドを中心に出荷を伸ばし,2008年には出荷台数が10億台を超える見通し。普及の進んだ地域においても,第3世代サービス(3G)への移行に伴う端末の高機能化で,買い替えや買い増しの需要が見込めるという。

 日本は市場が成熟しており,今後は大きな伸びは期待できないが,急激に需要が減退するようなこともないとJEITAはみている。ワンセグ受信機能やGPS機能の標準搭載,HSDPAなどの高速通信方式の導入が買い替え需要を喚起すると予測する。2006年の国内出荷台数は前年比2.6%増の5070万台,累計加入数は9179万件の見込みだ。2008年末には1億件を突破し,普及率は79.1%まで上昇する見通し。3Gへの移行も順調に進み,2008年末の加入比率は93.1%になると予測した。


2004~2008年の携帯電話機の出荷台数推移(JEITAの予測)