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 東芝は,音楽コンテンツ事業を手掛ける東芝イーエムアイの保有株式を約210億円で売却すると発表した(発表資料)

 東芝イーエムアイは,1960年に東芝の音楽ソフトウエア部門を分離独立させる形で設立。松任谷由実や矢沢永吉,宇多田ヒカル,槇原敬之といった人気歌手を抱える大手レコード会社として多数の音楽コンテンツを提供してきた。

 1973年には英EMI Group plcの子会社である米Capitol-EMI Music, Inc.が資本参加し,1994年にはCapitol-EMI社が55%,東芝が45%と出資比率を変更した。今回,東芝はEMI Groupからの申し出を受けて45%分すべてを売却するという。売却は2007年4月~9月期に完了する予定で,東芝の決算には単独で約200億円,連結で約130億円が税引前利益として加算される見込み。

 売却の理由について東芝は,音楽コンテンツ事業はグループの他の事業との関連性が薄くなったためと説明している。東芝イーエムアイは2005年に製造部門を手放しており,コンテンツ制作に専念している(Tech-On!関連記事)。「レコードや音響機器事業に積極的に取り組んでいた時代もあるが,現在はそうではない」(東芝広報)。東芝イーエムアイの近年の業績については,「少なくとも赤字ではなかった」(同)という。