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 矢野経済研究所は,国内の無線タグ(RFIDタグ)市場の調査結果を発表した(発表資料)。それによると,2006年度のRFIDタグの市場規模は数量ベースで対前年度比147%の3200万枚,金額ベースでは対前年度比133%の57億6000万円となった。これが数量ベースでは,2007年度に対前年度比161%の5150万枚,2010年度に対2007年度比3480%の17億9200万枚になると予測する。金額ベースでは,2007年度に対前年度比134%の77億2500万円,2010年度に対2007年度比464%の358億4000万円になるという。


ICタグ単体の市場規模推移グラフ(金額ベース)

 2010年度までの急激な伸びの要因と考えられるのは,流通分野と物流分野での使用の拡大。流通分野においてはレンタル商品用や万引き防止用といった商品管理用タグの利用を,物流分野では宅配便伝票や配送ラベル,受注から配送までの履歴管理,航空手荷物タグなどの利用を予測する。どちらの分野もRFIDタグを使い捨てる使用形態が想定されるため,今後の成長が特に期待できるという。RFIDタグを使い捨てる産業で大規模な需要が発生すれば,単価の低減も見込めるとする。2006年度のRFIDタグ需要の産業分野別構成比は,数量ベースで割合の大きい順に物流が26.6%,次いで製造が21.9%,流通が15.6%である。これが2010年度には,流通が55.8%,物流が37.4%になると予測する。


国内RFIDタグ需要の産業分野別構成比推移(数量ベース)



【訂正とお詫び】

記事掲載当初,RFIDタグの市場規模は,金額ベースで「2010年に対2007年度比464%の35億8400万円」としていましたが,正しくは「2010年度に対2007年度比464%の358億4000万円」でした。お詫びして訂正いたします。記事の文面は修正済みです。