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 家電量販店のコジマは,繰り返し使える脱臭用光触媒シート「ZERO SHEET」を,コジマ全店舗と同社のWWWサイトを通じて販売する。シートは東京大学先端科学技術研究センターの橋本研究室とエコグローバル研究所(東京都品川区)が2003年に共同開発したもの。東大の本郷キャンパス内で販売されて評判になり,学外から買い求めに来る人も多かった。これまでもエコグローバル研の販売委託先や東大のWWWサイト経由で通信販売を行っていたが,本郷キャンパスを除けば実店舗で販売するのは今回が初めてという。

 脱臭用光触媒シートは,本来は汚染土壌の浄化用シートとして開発されたものを,冷蔵庫や下駄箱など向けの脱臭剤に応用したものだ。シートに充填した活性炭(C)の粉末で悪臭の素になる物質を吸着。10~14日に1度,シートを太陽光に当てれば,同じくシートに含ませた酸化チタン(TiO2)が吸着した物質を分解する。光触媒反応により,シートの基材そのものも徐々に分解していくが,光触媒反応のスピードは速くないため,2年ほどは使えるとする。

 量販店での発売に向けてエコグローバル研は,2006年10月に静岡県富士市で量産を始めた。これまでは他社に製造を委託していたが,製造ノウハウなどを自社に移管し,全量を自社生産する体制を整えた。生産能力は最大50万枚/月(今回発売する210mm×125mm品の場合)。基礎技術の特許は東大が有しているため,東大に対しては一定のロイヤルティを支払うことになる。エコグローバル研は,「特許を取ると,かえって技術情報が漏れる可能性もある」(同社広報)として,製造技術に関して特許は取得しない考えだ。

 コジマでの販売価格(税込み)は2枚入りが480円,11枚入りが2400円。発売予定日は2006年12月23日だが,同16日よりWWWサイトで予約を受け付ける。