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 電子計測器の市場は,2006年に前年比6%増の8111億円に達する見込みだ。電子情報技術産業協会(JEITA)が,産業機器の国内メーカーの国内向け出荷と輸出に関してまとめた予測誌,通称「青本」の中で同市場の成長予測を発表した。青本によれば,電子計測器は2002年を底にして,2003年から成長を続けている。

 半導体テスタが,電子計測器市場の伸びを牽引している。BRICsなどの新興市場の盛り上がりや,最終製品1台当たりに搭載されるチップ数の増加傾向などによる半導体需要の高まりを受けて,2002~2004年は2ケタの伸長をみせた。2005年は従来のシリコン・サイクルの読みからは調整局面の年になるところ,3%とわずかながら市場は拡大した。今後も北京五輪が開催される2008年まで,1ケタながら出荷金額増が続く見通しだ。ただし,2009年にはその反動が出て,前年から若干落ち込むと予測している。

 半導体テスタを機種別にみると,出荷比率が最も大きいのはメモリ・テスタだ。メモリ・テスタの世界市場は日本メーカーの寡占状態となっており,世界的なフラッシュ・メモリ需要の増大による恩恵に浴している。2005年は一時的な調整局面を迎えたものの,2008年まで緩やかな需要増が続く見通しである。


国内メーカーによる半導体テスタの出荷金額の推移(2000年~2005年実績,2006~2009年予測。単位は億円)