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 マツダは,2006年7月23日にアラスカ沖で航行不能に陥った自動車運搬船「Cougar Ace」に積載していた全車両を廃棄すると発表した。

 Cougar Aceは,日本から米国とカナダ向けの車両を運ぶ途中,バラスト水交換時の事故で航行を続けられなくなった。船体は約1カ月にわたって60度に傾いたまま海上に留め置かれ,その後,米国へ運ばれて荷下ろしが行われた。マツダでは2006年9月,Cougar Aceに積載していた車両を新車としては販売しないと発表していた(Tech-On!関連記事)。車両の点検を進めた結果,中古車としても販売しない判断を下した。

 事故当時,Cougar Aceに積載していたのは4703台。1/2以上が「MAZDA3」,約1/4が「Mazda CX-7」だった。1車両当たりの価格は1万5000米ドル~3万3000米ドル。「損傷のないものや少ないものもあったが,顧客の安心と安全を優先する」(Mazda North American Operations 社の社長兼CEOであるJim O’Sullivan氏)として,廃棄処分に踏み切った。