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 日本ビクターが同社製DVDレコーダの不具合に関して部品メーカーに損害賠償を求めていることが明らかになった。提訴された部品メーカーのエルナー(神奈川県横浜市)が2006年12月18日,東京証券取引所第二部に関係書類を提出した。

 エルナーが提出した書類によれば,ビクターは同社製DVDレコーダの一部製品の不具合をコンデンサの不良によるものとみており,コンデンサを供給したエルナーに修理費用の負担を求めていた。これに対してエルナーは,「不具合の原因などについて(ビクター側と)意見の相違」があったとしている。

 ビクターは2006年3月27日,損害賠償を求めて東京地方裁判所にエルナーを提訴。同10月31日と同12月14日には請求拡張を申し立て,請求額は総額で8億9619万8318円となっている。10月の請求拡張により,係争が東証に開示を義務づけられる規模になったため,同11月10日,エルナーがこの訴訟について情報を開示した。

 ビクターによれば,請求している損害賠償の内訳は不具合による損害額と訴訟費用で,時間の経過に伴って損害額,費用ともにかさんでいくため,請求額を上乗せしているという。ビクター,エルナーともに,不具合の発生した機種や時期,不具合現象などについては「係争中のため公表できない」としている。