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Polar Roseのプラグイン。「バラ」のマークは,同社の技術が画像内で顔として認識されたことを示す。プラグインを利用することでユーザーが人物の名前を入力したり,インターネット上に画像から似た顔を含む画像の検索などができる。
Polar Roseのプラグイン。「バラ」のマークは,同社の技術が画像内で顔として認識されたことを示す。プラグインを利用することでユーザーが人物の名前を入力したり,インターネット上に画像から似た顔を含む画像の検索などができる。
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 スウェーデンのベンチャー企業Polar Rose ABは,「Polar Rose」と呼ぶ無料のオンライン顔画像検索サービスを公開した(同社のWWWサイトTech-On!関連記事)。同社が持つ2次元画像の3次元モデル化技術と,ユーザーの入力データなどを統合した顔認識技術に基づくサービスで,2007年第1四半期の終わりころから開始する予定。

 クライアント側で動くソフトウエアとサーバ側の処理を組み合わせて実現する。クライアント側のソフトウエアは当初,FirefoxやInternet Explorerといったパソコン用WWWブラウザのプラグイン・ソフトウエアの形で公開する。

 ユーザーがWWWサイトを閲覧して人物の顔画像が含まれる静止画を表示すると,上記のプラグイン・ソフトウエアによって人物の顔の部分に小さなマークが出る。そのマークをクリックすることで,その人物に似た顔を含む画像を検索できる。その人物の名前がPolar Roseのデータベースに既に登録されていれば,名前も参照できる。ユーザーが選択した顔の名前が未登録の場合,ユーザーが自分で名前を登録することも可能である。こうした流れの中で広告を表示することが,同社の収入源の一つになる。

 同社の技術的な特徴は,顔画像の認識処理と,類似画像の検索にある。まず写真という2次元の画像内の顔に基づき,サーバ上でその顔の3次元モデルを作成する。「従来の顔認識技術では,光の当たり方や顔の向きなどが違うと,認識率が低下してしまっていた。3次元モデルがあれば,こうしたパラメータの補償ができるため,認識率が向上する」(Polar Rose社)。

 静止画中に50x50画素ほどの大きさで顔があれば,認識可能という。Polar Rose社はこの認識技術と,不特定多数のユーザーが入力したデータや独自のユーザー・インタフェースを組み合わせて利用できるサービスを提供する。こうしたサービスを第三者が利用するためのAPI(application programming interface)も公開する。

 Polar Rose社は2007年第2四半期に携帯電話機から利用できる検索するサービスも開始予定である。実現する時期については公表していないが,同社の技術では動画中の顔を認識することも可能だという。