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米Broadcom社は,10GビットEthernet(10GbE)用に,DSPを応用したシリアル・トランシーバ「BCM8706」を発売した(発表資料)。イコライザも含め,すべてDSPで処理する業界初の製品としている。既存のマルチ・モードもしくはシングル・モードの光ファイバ設備上に適用し,1GビットEthernet(1GbE)から10GbEに移行できるという。IEEE 802.3aq規格の要求を満たした。データ・センターでの使用に向ける。

 光部品の統一規格SFP+に準拠しており,電気インタフェースはXAUIである。光通信インタフェースは,10GBASE-SR/LRM/LRといったすべてのシリアル10GbE規格に対応した。1GbEで使われているSFPモジュールとは後方互換。SFP+ライン・カードやX2光モジュールなどの用途を想定している。DSPイコライザにより,マルチ・モードの光回線で,IEEEが要求する220mよりも長い300mの配線長を可能にしたとする。内蔵のマイクロコントローラで,より厳しい条件でも性能を維持すべく調整できるとしている。FR-4基板の材料特性上起こる損失を相殺するため,マルチタップの変調信号プリエンファシス回路を搭載する。90nm世代のプロセスで製造し,消費電力を抑えた。

 パッケージは13mm×13mmのPBGA。現在,サンプル出荷中。量産は2007年第2四半期から。