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 サニックスエナジーは,同社が運営する苫小牧発電所(北海道苫小牧市)で2007年1月15日,火災が発生していたことを翌16日,明らかにした。火災は15日の午後6時14分に発見され,同10時30分に鎮火した。負傷者はいないという。

 出火したのは,同発電所に2系統あるボイラーのうち,1号ボイラー系統の燃料気送設備。原料である廃プラスチックをボイラーへ供給する制御を行う部分だ。この設備は先週から不具合があったために修繕工事中だったといい,火災当時には運転していなかった。詳しい出火原因は現在調査中であり,復旧のメドはついていない。サニックスエナジーでは,1号ボイラー系統のほかの設備や2号ボイラー系統には影響がなかったとしており,2号ボイラーは現在も稼動を続けている。

 サニックスエナジーは,害虫駆除や産業廃棄物の中間処理などを手掛ける衛生管理事業大手のサニックスの子会社。苫小牧発電所では北海道電力へ電気を供給している。北海道電力はこの件に関して「発電も続いており,大きな影響はない」(同社広報)とした。