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 2006年下期におけるデジタル一眼レフ・カメラの国内販売状況をまとめた。用いたデータは,BCNの調査による「BCNランキング」である。

■訂正
一部製品名を誤っておりました。現在の記事は訂正済みです(1/29 11:45)。

まず出荷元(ベンダー)別の台数シェアを見ると,2006年12月になってキヤノンをニコンが追い抜いたことが分かる。2006年7月ころに目を移すと,一眼レフ事業に新規参入したソニーの健闘が目立つ。一方,松下電器産業とオリンパスは厳しい状況が続いた。
まず出荷元(ベンダー)別の台数シェアを見ると,2006年12月になってキヤノンをニコンが追い抜いたことが分かる。2006年7月ころに目を移すと,一眼レフ事業に新規参入したソニーの健闘が目立つ。一方,松下電器産業とオリンパスは厳しい状況が続いた。
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台数シェアの原因は,機種別の販売台数ランキングから推定できる。トップはキヤノンの「EOS Kiss Digital N」と後継の「EOS Kiss Digital X」がほぼ独占した。両機種の発売当初の実売価格(本体)は9万円ほど。2006年12月になると,同月に5万円ほどの実売価格(本体)でニコンが投入した「D40」が第2位に立った。D40とKiss Digitalシリーズのライバルである「D80」によってニコンは,年末にトップ・シェアになったと考えられる。ソニーの「α100」は,上位を確保し続けた。それにも関わらずソニーのシェアが年末に4位だったのは,同社が1機種しか発売できなかったため。ソニーに追われる立場のペンタックスは,2006年下期に発売した「K100D」と「K10D」を共にヒットさせている。このため2007年は,新機種を追加投入するソニーと,ペンタックスによる3位争いが激しくなりそうだ。
台数シェアの原因は,機種別の販売台数ランキングから推定できる。トップはキヤノンの「EOS Kiss Digital N」と後継の「EOS Kiss Digital X」がほぼ独占した。両機種の発売当初の実売価格(本体)は9万円ほど。2006年12月になると,同月に5万円ほどの実売価格(本体)でニコンが投入した「D40」が第2位に立った。D40とKiss Digitalシリーズのライバルである「D80」によってニコンは,年末にトップ・シェアになったと考えられる。ソニーの「α100」は,上位を確保し続けた。それにも関わらずソニーのシェアが年末に4位だったのは,同社が1機種しか発売できなかったため。ソニーに追われる立場のペンタックスは,2006年下期に発売した「K100D」と「K10D」を共にヒットさせている。このため2007年は,新機種を追加投入するソニーと,ペンタックスによる3位争いが激しくなりそうだ。
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2006年7月から同年末におけるキヤノンの国内販売台数の6〜8割を,「EOS Kiss Digital N」と後継の「EOS Kiss Digital X」が占める。なお「EOS 5D」本体の実売価格は30万円ほど,「EOS 30D」本体は同15万円ほどである。
2006年7月から同年末におけるキヤノンの国内販売台数の6〜8割を,「EOS Kiss Digital N」と後継の「EOS Kiss Digital X」が占める。なお「EOS 5D」本体の実売価格は30万円ほど,「EOS 30D」本体は同15万円ほどである。
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同じ期間のニコンの国内販売台数のうち5割ほどは,「D70s」と後継の「D80」によるもの。「D50」とその後継「D40」が占める割合は3〜5割。なお「D200」本体の実売価格は15万円ほど。
同じ期間のニコンの国内販売台数のうち5割ほどは,「D70s」と後継の「D80」によるもの。「D50」とその後継「D40」が占める割合は3〜5割。なお「D200」本体の実売価格は15万円ほど。
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