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テレビの年間出荷台数(単位:万台)
 電子情報技術産業協会(JEITA)の統計によれば,2006年12月の民生用電子機器の出荷金額は前年同期比4.0%増の3653億円だった。11月は前年実績を割り込んでいたが,年末商戦は比較的好調に推移した。

 同月における映像機器の出荷金額は前年同期比8.2%増の2747億円だった。薄型テレビが好調に出荷を伸ばしている。液晶テレビの出荷台数は同37.8%増の92万台,PDPテレビは同53.8%増の13万7000台である。PDPテレビのテレビ全体に占める出荷比率は,月次ベースで初めてCRTテレビ(12万8000台を出荷)を上回った。

 音声機器の出荷金額は300億円で,前年同期から23.4%落ち込んだ。前年にハード・ディスク装置やフラッシュ・メモリを内蔵する携帯型音楽プレーヤが急伸したことの反動とJEITAはみている。なお,こうした携帯型音楽プレーヤの2006年12月における出荷台数は89万台だった(JEITAは携帯型音楽プレーヤの出荷台数を2006年1月から公開しているため,前年同期との比較はない)。

 車載機器の出荷金額は前年同期比4.2%増の607億円。HDD内蔵型カーナビや車載DVD機器の出荷台数が前年同期の約1.5倍まで伸長した。