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 ドイツInfineon Technologies AGの2006年10月~12月期は,メモリ事業の好調で好決算となった(PDF形式の発表資料)。売上高が前年同期比27%増の21億3100万ユーロ,営業利益は2億ユーロである。前年同期の1億6200万ユーロの赤字から大幅に回復した。

 メモリ事業を手掛けるドイツQimonda AGの好調が大きい。Qimondaの10月~12月期の売上高は前年同期比73%増の11億7300万ユーロ,EBIT(税引前利益)は2億2500万ユーロだった。前年同期の税引前損失1億2300万ユーロから大きく改善している。Qimondaは2007年1月~3月期もビット換算で8~12%の生産増を計画している。

 一方,メモリ以外の事業は振るわない。売り上げ合計は前年実績を4%下回り,税引き前損失900万ユーロを計上している。自動車や産業機器向け部品事業は前年同期に対して1ケタながら増収増益となったものの,通信部門が顧客の破産の影響などで直前四半期に続いて赤字を出した(Tech-On!関連記事)

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