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 東芝キヤリア(本社東京)と東京電力は,大容量業務用ヒートポンプ給湯システム「ほっとパワーエコ・ウルトラBIG」を共同で開発した。2007年4月から東芝キヤリア空調システムズ(本社東京)が販売を開始する。新製品は,エネルギ消費効率を上げた業務用ヒートポンプ給湯機と開放型貯湯タンクを組み合わせることで,従来の製品に比べ,加熱能力・給湯能力・利便性を大幅に向上させた。

 具体的には,最大27tの開放型貯湯タンクと,加熱能力14kWのヒートポンプ・ユニットを12台連結し,1日の給湯量最大約40tの高能力,大容量化を実現した。大量の瞬時給湯や配管距離の長い階下への給湯にも柔軟に対応できる。従来システムに比べて設置スペースを約25%低減させ,利便性を向上させた。さらに,このシステムの開発に当たっては,ユーザの使用状況に合わせて,最適な運転制御ができる液晶タッチパネル式制御ユニットや,給湯温度の低下を防止するため高効率再加熱ヒートポンプ・ユニットを採用し,利便性の向上や効率化を図った。東芝キヤリアおよび東芝キヤリア空調システムズは,老人保健施設,ビジネスホテルやスポーツ施設など大量の給湯が必要なユーザに対し製品ラインアップを整備して,マーケットの拡大を図る。

 なお,両社は同製品を,2007年1月31日から東京ビックサイトで開催される「ENEX2007」に出展する。