マイクロソフトが2007年1月30日,一般消費者向けWindows Vistaの出荷開始を発表した。合わせて,Vistaの機能を生かしたソフトウエアやオンライン・サービスを提供するパートナー企業を発表した。
発表会の席上,日本法人のDarren Huston代表執行役社長は,「Windows Vistaの登場により,パソコンの役割が変わる。ビジネスでは生産性とセキュリティの向上をもたらし,個人向けにはコンテンツを中心とした新しいデジタル・エンタテインメントをもたらす」と語り,実際にリビングルームでWindows Vista搭載パソコンを操作するデモを実演してみせた。
Windows本部のJay Jamison本部長は,Windowsの利用シナリオに基づいて,5種類のサービスを紹介。具体的には,(1)Windows Media Center機能を利用したオンライン・サービス「デジタルエンターテインメント」,(2)ペン入力機能を利用したゲームなどを提供する「コミュニケーション」,(3)Windows Vistaが標準で搭載する3次元描画機能や動画表示機能(Aero)を利用したWebコンテンツを提供する「Windows Vista対応Webサービス」,(4)Windows Vistaに搭載した写真管理プログラム「Photo Gallery」からオンラインで写真を印刷するサービス「写真」,(5)Windows Media Player 11に対応した,楽曲販売サービス「音楽・映像」,である。これら5項目すべてを合わせて,現時点で41社のサービス提供者から45サービスが提供されるという。