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 住友チタニウムは,2007~2009年度の中期経営計画の中で,多結晶Siの生産能力を現行の900トン/年から1400トン/年へ増強する計画を明らかにした。同社は2006年4月の段階で,2007年7月に1300トン/年へ生産能力を拡大すると発表していた(Tech-On!関連記事)。今回さらに,2008年10月には100トン/年の生産能力を上乗せするとした。既発表の投資金額54億円に12億円を追加する。

 同様に,スポンジ・チタンの生産能力も従来の増強計画を上方修正する。現行の2万4000トン/年を2009年1月に3万2000トン/年へ,さらに2009年7月に3万8000トン/年へ拡大する計画だ。これまでに掲げてきた3万4000トン/月までの増強計画に276億円,今回発表した4000トン/月の上乗せに43億円を投じる。なお,多結晶Si,スポンジ・チタンともに尼崎本社工場にて増強を計画している。

 住友チタニウムは,チタンの主要市場である民間航空機の運行数が増えていることや,多結晶Siの太陽電池向け需要が急拡大していることなどから,3期続けて売上高と経常利益で過去最高を達成している。今後は,チタン,半導体関連,環境・エネルギー関連を3本の柱として事業を拡大し,2009年度に売上高800億円,経常利益300億円を目指す。2006年度見込みの売上高430億円,経常利益155億円に対して約2倍の規模だ。

 なお,同社は2007年10月1日付で社名を「大阪チタニウムテクノロジーズ」に変更する。前身の「大阪チタニウム製造」のブランドを一部復活させるとともに,技術立社の経営理念を盛り込む意味で「テクノロジーズ」を冠したという。