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図1 耐圧20VのLDOレギュレータ「NJM2830」
図1 耐圧20VのLDOレギュレータ「NJM2830」
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図2 雑音除去用のコンデンサを内蔵した「NJM2878」
図2 雑音除去用のコンデンサを内蔵した「NJM2878」
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図3 遅延回路内蔵のリセット機能を持つ「NJU7272」
図3 遅延回路内蔵のリセット機能を持つ「NJU7272」
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 新日本無線は,耐圧を20Vに高めた品種や雑音除去用のコンデンサを内蔵した品種,遅延回路内蔵のリセット機能を搭載した品種など,低飽和型(LDO)レギュレータICを3種類発表した。デジタル・カメラやデジタル・ビデオ・カメラ,テレビなどに向ける。

 耐圧を20Vに高めた品種は,「NJM2830」である(発表資料1)。これまで新日本無線が手掛ける20V耐圧品の出力電流は最大100mAだったが,今回は最大300mAに高めた。出力電圧は2.1~15.5V。CCDの電源やAV系の電源,モーター駆動用の電源などを想定する。耐圧5Vを超えるLDOレギュレータは品種数が限られており,従来,耐圧35~40Vと高く,寸法も大きい品種を選ばざるを得なかったことが多かったとする。外形寸法は,4.5mm×4.5mm×1.8mm。リップル除去比は周波数1kHzのときに標準75dB,雑音は標準50μVrms,出力電圧の精度は±1.0%を確保した。現在,サンプル出荷中で,2007年3月から月産100万個の規模で量産を開始する予定。サンプル価格は75円。

 雑音除去用のコンデンサを内蔵した品種は,「NJM2878/2888」の2種類(発表資料2)。内蔵したコンデンサは,基準電圧源で発生する雑音を除去する。これにより,機器設計時の部品点数削減につながると説明する。雑音は標準45μVrms。NJM2878は,出力電流が最大150mA。雑音はSC88AあるいはSC82ABという実装面積が2.1mm×2.0mmのパッケージを採用し,従来品に比べて実装面積を約48%削減した。LDOレギュレータに外付けする出力コンデンサは0.47μFのセラミック・コンデンサを推奨する。従来は1.0μFだったので,このことも実装面積の削減に貢献するという。NJM2888は,出力電流が最大300mA。パッケージには,2.9mm×2.8mmのSOT-23を採用した。推奨する出力コンデンサは,1.0μFのセラミック・コンデンサである。現在,サンンプル出荷中で,2007年3月からそれぞれ月産100万個の規模で量産を開始する予定。サンプル価格はNJM2878が35円,NJM 2888が50円。

 遅延回路内蔵のリセット機能を持つ品種は,「NJU7272」である(発表資料3)。リセット機能を集積したLDOレギュレータの従来品「NJU7270/7271」は,遅延機能を外付けコンデンサを使って構成していたが,今回はこの外付けコンデンサを不要とした。従来品と同じく,電圧検出回路も集積している。出力電流は最大100mA。出力電圧は1.5~5V,検出電圧は2.0~6Vである。CMOS技術を使っており,無負荷時の消費電力を標準3.5μAに抑えている。2007年3月からサンプル出荷を始め,4月から月産100万個の規模で量産を開始する予定である。サンプル価格は55円。