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 京セラは精密加工に適した切削工具を2007年3月1日に発売する。一般鋼向け「PR1025」と快削鋼向け「PR1005」の2シリーズ。

 自動車,情報機器などの小型精密部品を旋削する現場では,さらに精度を高め,工具の寿命を延ばせる工具が求められる。これを実現するためには,工具の摩耗による加工品質の低下や欠損トラブルを低減する新たな材種の開発が不可欠となる。京セラは耐摩耗性と耐欠損性を向上させた新材種の開発に成功した。

 組成材料や混合方法を改善し,従来材種の強さを向上させるとともに硬さも向上させ,欠けにくく長寿命な微細超硬母材を開発した。さらにこの母材に最適なTiCN(炭窒化チタン)系の薄膜PVD(Physical Vapor Deposition:物理蒸着法)コーティングをすることにより,従来品比約2倍の長寿命化を実現した。

 「PR1025」は組成の改善による超硬合金の強じん化に加え,耐反応性・耐摩耗性に優れるPVDコーティングを採用し,安定した加工を実現した。

 「PR1005」は高い焼結技術により従来品に対して硬さと強さを高めた。しかも快削鋼に適した鋭利な切刃形状と耐反応性・耐摩耗性に優れるPVDコーティングを採用して被削材の高品質な加工を実現した。

 「PR1025」は型番数が539,単価は756~2888円(税込み)初年度販売目標は3億円。「PR1005」は型番数が202,単価は1386~2888円(税込み),初年度販売目標は8000万円。生産は鹿児島県の川内工場。