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 古典的な化学合成では困難だった材料を作り出す液相レーザーアブレーション法と呼ぶ技術の応用分野が広がってきた。従来手法では考えられないような高温・高圧・高濃度の環境下で,ナノ粒子を合成・加工する技術である。しかも合成に必要な装置の構成が非常に単純である。レーザー装置と合成用のガラス・セルという非常に簡単な装置で合成できる。金属,無機物,有機物など幅広いナノ粒子を合成可能であり,汎用性は高い。そして応用分野は電子機器を構成する部品・材料から医療用の薬品まで広範囲の分野が想定される。

 液相レーザー・アブレーション法は,まだ技術開発の歴史が浅い。このため,今後いかなる特性をもつ新しい材料を生み出すのか底を見せていない。また実用化に向けては,生産技術の面で解決すべき課題もある。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の産業技術研究助成事業によって,同技術の開発を進めている独立行政法人 産業技術総合研究所 界面ナノアーキテクトニクス研究センター 高密度界面ナノ構造チームは,応用分野の拡大と大量生産に適応できる生産技術の開発を通じて,同技術の実用化を推し進めていく。このため,ナノ粒子の用途開発に関する研究を共同で進めるパートナを募集している。
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