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 帝人化成(本社東京)は,ポリカーボネート(PC)樹脂の加工製品事業を強化する目的で,同社松山工場内に新実験棟とパイロットプラントを建設し,研究開発機能を大幅に拡充する。新実験棟は敷地面積が1万m2,総床面積が2600m2。ここに,研究棟5棟と新規PC樹脂のパイロット設備を併設する。投資額は約20億円。2007年1月に着工し,同年6月から順次立ち上げ,同年秋までに全施設を稼働させる計画という。

 同社はこれまで,DVDなどの光学用途向けPC樹脂の販売を中心に事業を展開してきたが,今後成長が期待される加工製品事業をPC樹脂事業に次ぐ第2の柱に育成していくことを狙っている。そのため,2006年11月には「樹脂加工品事業本部」を新設し,販売部門と研究開発部門の連携をさらに強化することで,市場即応型の製品開発を進めているという。今回の新実験棟の建設は,そうした背景に基づいて実施するもので,光学用途や自動車関連分野に研究の重点を置き,(1)光学用途を中心とした新規樹脂の基礎検討(2)表示装置向けの溶融光学フィルムの試作およびフィルム製造技術の開発(3)自動車用PC樹脂製窓の実用化に向けた研究開発--の3領域に力を注ぐ。