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 米National Semiconductor Corp.は,入力電圧範囲が6~100Vの電流モード降圧コントローラIC「LM5116」を発売した(発表資料日本語)。出力電圧範囲は1.215~80V。独自の電流モード制御方式「ECM(emulated current-mode)」によって,PWM回路に対する雑音の影響を低減している。入力電圧の高いアプリケーションで求められる小さいデューティ・サイクルでも信頼性が高いとする。ECMは,PWMに使う降圧スイッチの電流信号をエミュレートすることで,ピーク電流モード制御にありがちな雑音の影響,デューティ・サイクルの制約といった問題を克服しようとするものである。

 降圧比は,500kHz動作時20:1以上も実現した。スイッチング周波数は外部クロックと同期でき,最大1MHzまでで設定できる。静止時の消費電力は10μA。

 パッケージは,ダイ・アタッチ・パッドを露出させ放熱性と電力効率を高めたTSSOP-20。1000個受注時の参考単価は3.25米ドル。なお,同社は,2007年2月25日~3月1日に米国カリフォルニア州アナハイムで開催されているApplied Power Electronics Conference and Exposition(APEC)で,LM5116のデモを行っている。