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 米Microsoft Corp.は,2007年2月26日,健康に関する情報のウェブ検索技術を開発する米Medstory Inc.を買収すると発表した(発表資料)。ニューオリンズで開催された「HIMSS 07 Conference」で明らかにした。買収金額は明らかにされていない。

 今回の買収は,Microsoft社のヘルスケア事業への戦略的な展開を示すもの。Medstory社の検索技術は,健康に関する正しい情報を消費者が探すのに役立つとMicrosoft社は説明する。 Medstory社の開発する検索エンジンは独自の技術で,他の検索エンジンよりも直感的な検索が可能だという。買収後,Medstory社の従業員はMicrosoft社のHealth Solutions Groupに加わることになる。

 Microsoft社は,米調査機関Pew Internet & American Life Projectの調査を引用し,米国では毎日800万人が健康に関するオンラインの情報にアクセスすると述べた。また,そのうちの53%は「検索から得た情報が実際の健康管理に影響を及ぼす」,22%は「探している情報が見つからないことに失望する」と回答したという。
 
 加えて,Microsoft社は「Connected Health Framework Architecture and Design Blueprint」を無償配布すると発表した(発表資料)。これは,保健機関などがこれまでに使用してきた異なるシステムを統合し,相互運用を可能にするフレームワーク。保健システムのSOA(サービス指向アーキテクチャ)事業を展開する事業者に向ける。これまでに蓄積された患者に関する情報を効率的につなぐことができ,ベンダーを選ばない手法を提供するという。また,サービス提供能力,キャパシティ,信頼性などの問題を解決するガイドラインを提供する。Microsoft Developer Network(MSDN)Healthcare Industry Centerから,無料でダウンロードできる。