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 シャープが液晶パネルの新工場を兵庫県姫路市に建設する方向であるとの一部報道があった。報道によれば,投資総額は約2000億円,世界最大の第10世代のガラス基板を採用し,2009年の稼動を目指すという。シャープはこの報道に対し「この記事のような事実はない。新工場の建設を検討していることは確かだが,建設場所など詳細は未定」(同社 広報室)とコメントした。

 シャープは2006年8月,第8世代のガラス基板を採用する亀山・第2工場を立ち上げ,40~50型台のパネルの生産能力を大幅に増強した。しかし,今後は大型テレビの需要がますます伸びることが見込まれるため,現行工場だけでは供給量不足や大型化への対応に遅れが生じる。そのため,近く次期大型工場に関する正式な発表があるのは間違いないだろう。

 シャープは先日,2007年4月1日付けで片山幹雄専務を社長に昇格する人事を発表したばかり(関連記事)。おそらく,片山新社長の最初の大仕事が,この液晶新工場の建設ということになりそうだ。

 姫路といえば,SEDパネルに関してキヤノンが東芝との合弁を解消したことで,SED量産工場の建設計画が頓挫した地である。このため,地元関係者は大きく落胆していた(関連記事)。仮に,シャープの新工場の建設地が姫路に決まれば,地元では雇用拡大や税収増などのさまざまな経済波及効果への期待が再び高まりそうだ。