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 IDC Japan(本社東京)は,2006年通期および第4四半期(10月~12月)の国内のサーバー市場の調査結果を発表した。それによると,2006年通期の国内機市場全体の出荷金額は対前年比2.6%減の6741億円だった。2004年の1.7%減,2005年の2.1%減に続き,3年連続の減少となった。出荷台数は同7.8%増の61万台で,2004年,2005年の2ケタ成長と比べると減速傾向を示した。


国内サーバー機市場の推移

 製品分類別に見ると,好調だったのは86系マイクロプロセサを搭載した製品。出荷金額は対前年比3.1%増,出荷台数は同9.2%増となった。ただ,2005年と同様に単価は下落傾向にあり,出荷台数が伸び悩んだ2006年下半期はやや苦しい状況となった。上位ベンダーと下位ベンダーの差も開き始めたことから,2007年の86系サーバー機市場は転換点になる可能性があるという。

 メインフレームやビジネス・サーバー機市場は,前年並みの出荷金額を維持した。一方,RISCプロセサ搭載機とIA-64プロセサ搭載機の合計出荷金額は,好調だった2004年,2005年と対照的に,対前年比13.4%の減少となった。

 メーカー別の売上高シェアを見ると,日本アイ・ビー・エム(以下,日本IBM)が3年連続の首位。シェアは,2005年と同じ19.8%だった。2位は19.7%の富士通。IDC Japanによれば,「日本IBMと富士通の売上高の差は大型機1台程度で,両社はほぼ並んでいると見た方が良い」という。3位は17.8%の日本ヒューレット・パッカード(以下,日本HP),4位は上位のメーカーの中で唯一前年より売上高を伸ばしたNEC。NECは86系サーバー機市場で強さを示し,3位のNECとのシェア差を0.5ポイントにまで縮めた。


2006年通期のメーカー別売上高シェア

 2006年第4四半期の国内市場全体の出荷金額は,対前年同期比5.5%減の1522億円。出荷台数は同1.9%増の14万4000台で,前年同期に対する出荷台数の成長率は第3四半期の6.8%から著しく低下した。

 製品分類別では,メインフレームは前年同期並みの出荷金額となったが,86系サーバー機市場が減速した。出荷金額は対前年同期比3.5%減で,2003年第1四半期以来のマイナス成長となった。出荷台数は同2.8%増だった。IDC Japanはこの減速を新規需要が一巡したためと見る。

 メーカー別の売上高シェアでは,日本IBMが25.1%を占め,2四半期ぶりの首位に返り咲いた。2位は20.0%の日本HP。2006年第3四半期に首位だったNECは,17.9%の3位となった。


2006年第4四半期のメーカー別売上高シェア